谷バレエ「ラ・バヤデール」

谷桃子バレエ団「ラ・バヤデール」
ニキヤ：佐々木和葉
ソロル：齋藤 拓
ガムザッティ：樋口みのり
バラモン：赤城圭
黄金の仏像：松島勇気
久しぶりに谷の公演を見てきました。
始まる前に「美術のクモがすごいんですって」と聞いて
クモ？雲？？？？・・・と思ってましたが影の王国のシーンで背景が
「天使の梯子」がおりてきそうな空の絵だったんですよ。
今まであんな背景見たことなかったのでビックリ！
でも本当に素晴らしかったです。
最後、ニキヤが坂の一番高いところでスカーフを掲げているところなんて
本当に神々しい感じでした。
ちなみに舞台美術は妹尾河童さん、雲は息子の妹尾太郎さん。
婚約パーティの玉座以外はとっても豪華でした。
なのであの玉座だけはなんだか頂けませんでした。
和葉さん、久しぶりに見ましたがお痩せになりました？(*_*)？
最初の薄いブルーの柔らかな衣装がとても似合ってました。
ソロルの似顔絵はなんだかとっても微妙。
ちょっと前衛的。
アレを見てかっこいい！と思うガムザッティって一体？（笑）
婚約パーティの場面の踊りはロイヤルの振付にとっても忠実。
すなわち、自分たちがやったときとほとんど同じ。
扇の踊りの終盤、シャッセ・アラベスクがきつかったの思い出した(-_-;)
ガムザッティのソロ、中盤のワルツで下がってからアチチュード・トゥールで
かなり派手に転んじゃって見ててヒッ！と悲鳴あげそうになりました。
とりあえずお怪我など大事には至らなかったようで安心しましたが。
ニキヤのほうはといえばテクニック的には本当に安心して見ていられました。
良くを言えばもうちょっと色気が欲しかったかなぁ。
ゲランのあの色っぽいのを見慣れているせいもあると思います。
そうそう、ニキヤとガムザッティが言い争うシーンでガムザッティが賄賂のように
渡したものをニキヤが拒否し、投げ捨てるところでかなり激しく投げたせいか
オケピに落ちたんじゃないかと冷や冷やしました(^^;
前の人の頭で下手があまり見えなかったので本当に落ちたかどうかは不明。
影の王国、雲の切れ目から日が射す中あのアラベスクのシーンなのでとっても不思議です。
乱れる人もいなく、きれいに揃っていました。
ソリストはトロワではなく、パ・ド・カトル。
最後のVaを二人で踊られてました。
キャスト表が手元にないのでお名前はわからないけど
二番目の方のパとパのつなぎの足先がイマイチだったのが目立ちました。
ソロルとニキヤのスカーフのパ・ドゥ・ドゥは
いまいち呼吸があっていないのか、何度もきちんと回れてなかったのが残念。
あ、そうそう。
ブロンズ・アイドルが動き出した途端、会場に笑いが起きて(^^;
笑うトコじゃないよねーーーー？みたいな。
なんで？金ピカだから？（笑）
どっちかっていうと踊り終わった後、息切れてあんなに仏像動いているのに
なんとも思わずマジメに見てるニキヤのほうが
私的には可笑しかったんだけどな(^_^;)
もちろん踊り終わった後だし、金金で皮膚呼吸できなくて辛いのはわかるんだけど
「いや、それ動いてるから！」みたいな。
今回は影の王国の場面で終わるんだけど、このニキヤと仏像の場面があるお陰で
怒りに触れて最後に寺院が崩壊するっていうところにつながるっていうのが明確になる気がしました。
でもやっぱり生の舞台はいいですね。
と一応、しめてみる(^^;
舞台出てたＹちゃんお疲れ様です。