フィギュアスケートのこと

以前、フィギュアを少しだけ習っていたこともあって
今でもテレビでの観戦を楽しみにしている。
今回のGPFでは浅田選手が見事に優勝し、
小塚選手もGPF初出場で銀メダル。
「跳ぶ跳ぶいってて跳ばない」言われてた安藤選手も4Sにチャレンジ、
同じく封印していた3Aを跳んだ中野選手。
そしてジュニアの選手たち。
私自身はGPS大会にはあまり価値がない大会だと思っているのだけど
これだけマスコミが持ち上げている大会で頑張った日本の選手を
なぜ、素直にほめて報道しないのだろう。
もちろん、海外の選手だって素晴らしいし、
何も日本の選手だけを持ち上げろといってるのではない。
「この選手がいい」と思うのは自由だし、好き嫌いは当然あるだろう。
しかし、他国選手一人を過剰に持ち上げ、自国の選手が勝った事について
おめでたくないような報道内容にはがっかりせざるをえない。
まるで勝ったのがいけないかのような局もあった。
また、良くルールもわかっていないのに誤解をうけるような
内容のものが月曜日の報道では多々見受けられた。
ネットでは八百長についての議論もよく見かける。
これについては今に始まったことじゃない。
どうしたって開催国の選手に加点がいくことは当たり前だし、
見ている側だって「仕方ないよね」くらいには思うだろう。
別にフィギュアに限ったことではない。
そもそも陸上のようにタイムがハッキリでて決まるわけでもなく、
ジャッジの主観によって大きく左右されるシステムなのだから
どれだけテクニカルな採点ルールを定めようが
そこに主観がはいる限り、どうしても不公平に感じる人が出てしまうし
そういうものだという認識があるといっても過言じゃないと思う。
以前はハッキリとジャッジの顔が見えていて、
どの国のジャッジがどんな点数をつけたかがその場で明白だった。
が、最近では後に発表されるプロトコルという採点結果を見るまでは
どこでどう減点や加点があるかがわからないため、
見た目の印象とかけ離れたような点数だったりしてしまうし、
実況アナの言うことが的外れになったりしているのだ。
見た目で「完璧に回った」といってもジャッジが認めなければ
「回転不足」であり、
視聴者から見たら「いい加減な実況」といわれかねない由々しき事態になっている。
そもそもスローで再生したといっても映した角度によって変わるし
微妙だった場合はやはり「ジャッジの主観」になり、
「こいつには勝たせたくない」ということになればジャッジが一斉に
「回転不足」としてDGをとることが可能になる。
ここ最近、フィギュアのルール改定はめまぐるしく、
あちこちで勉強しないとルールに置いてかれてしまうくらい(^^;
CMの数で「は」勝っている等とおよそスポーツ選手の話題とは
思えないくだらない内容を放送するくらいなら
マスコミは現行の採点ルールについてもっと勉強してほしい。
今、これだけ日本の選手が世界で活躍している中、
うわべだけの報道には本当にうんざりする。
特に結果もろくに報道しないのには怒りを通り越して呆れる。
芸能人を起用し、視聴率を稼ごうというのは民法である以上仕方ないけれど
その余計なコーナーのために放送されるべき演技がカットされたりするのは我慢ならない。
昔のように深夜でよいから質の良い内容で放送してほしい。

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