コッペリア、図書館の神様

加納朋子さんの「コッペリア」、瀬尾まいこさんの「図書館の神様」を読みました。

加納さんの作品はいくつか読んだことがあったのですが、
今までのどれとも雰囲気が違ってびっくりしました。
複雑な人間模様ですがイッキに読めます。
バレエのコッペリアは明るく陽気な作品ですが、全然違った視点で人形との対峙が面白いです。
でもね、正直、私、人形って好きじゃなんですよ・・・
ドルフィーとか可愛い!きれい!と思っても、手元にはおきたくないというか。
精巧であればあるほど、怖いって思っちゃうんです。
作った人の魂が入ってる気がして・・・(-_-;)
物語のラストはいつもの加納さんらしい優しい雰囲気で幕を閉じます(^^)

「図書館の神様」は、トラウマ的な過去をもつわりに明るい主人公に好感をもてます。
きまじめだった頃じゃない、現在の主人公のだらしなさが自分に似ていて笑った。
読んでいて、「いえてる」って思うところも多かった。
コンタクトの液、3日変えないとか(爆)
そしてなんといっても、文芸部の垣内君!!!!!!!!
こんな子が同級生だったら、惚れてます(笑)
主人公キヨと彼女をとりまく人々との会話も暖かくて素敵でした。
垣内君の鋭さも良かったし、弟の拓実がまたいい子なの。
こんな弟いたら理想・・・みたいな。
学園モノっぽいけど、そればかりじゃないし、不倫だってでてきちゃう。
忙しくて、ここのところ余裕がない。。。みたいな人に読んで欲しい。
とても癒し系な作品。

コメント

Copied title and URL