2010年10月16日 ゆうぽうと大ホール
ジャン・バルジャン:齋藤拓
ジャヴェール警部:三木雄馬
コゼット:高部尚子
ファンティーヌ:伊藤範子
マリユス:長瀬智
2003年にも上演があったらしいのですが、私は初見でした。
ミュージカルと同じような曲を使うのかな?とか
色々と想像していましたが、想像とは結構違いました(^^;
一部は修道院に入るまでなんですが、とにかく駆け足。
オープニングは街の娘たちを中心に当時の雰囲気を出す踊り。
そしてパンの窃盗、服役が終わり、世に出るも教会にて食器を盗み、
神父様から燭台を渡され、目覚めるジャン・バルジャン。
不覚にも神父様が燭台を渡すところで泣いてしまった・・・
少年の銀貨を意図せず奪ってしまったり、
工場で自分の代わりに逮捕されそうな人を助けたり
ファンティーヌとの出会い、
コゼットを宿屋夫婦から奪還・・・
全てがめまぐるしく過ぎていくのでストーリー知らないと
多分、置いてけぼりな気がする・・・
ちなみにエポニーヌも宿屋では出てこないので、
2部ででてきても単なる学生運動の一員という感じです。
舞台セットも舞台奥に水路が配してあって、両側に階段があり
時に水路の上に登れるようになってました。
オケピ部分を全て潰してそこで踊れるようになっていたんですが
あんまり活用した意味がないようなあるような・・・ちょっと微妙(^^;
修道女の格好でそろってアラベスクするシーンはきれいでした。
一度あの格好してみた・・・
でもって、幼少期のコゼットと、それ以降のコゼットがここで入れ替わります。
で、休憩。
二部は学生運動のシーンから。
で、マリユスとコゼットがあっという間に出会い、エポニーヌが失恋し、
学生達にとらわれたジャベール警部を逃がすジャン、
ジャベールの苦悩、制圧される学生達、マリユスを助け水路へ逃げ込むジャン、
命をたつジャベール、そしてジャンも力尽きてしまう。
ジャベールの三木さんがですね、衣装効果も相まって
とても格好良かったです。
ミュージカルナンバー、on my ownくらいしか知らないのですが
使われてなかったような気がします・・・
「モルダウ」のボーカル付きが印象的に使われています。
声はオリガさんぽい感じの人でしたがパンフレットがないので未確認。
今回、前から3列目という良いお席を用意してもらったので
表情や動きがよく見えて良かったです。
ポアントのメーカーが見えるような勢いw
次も見たい!・・・とまではならなかったのがちょっと残念かなぁ。
どうしてもミュージカルのほうが舞台や衣装等々、
全般的に凝っているので迫力に少しかけてしまう。
後はあの少し複雑なストーリーをマイム&踊り、限られた時間で
表現するのはちょっと大変だったのかも。
4時開演、6時終演で休憩もあったから1時間半とかですよね。
バレエで詳細にやったら観る方も踊る方も大変なんだけど
詰め込み感は否めないし、バレエじゃなくてもー・・・とか思ってしまう。
あ、ちょっと厳しい意見になっちゃいました。
幕モノじゃなくて、ジャベール警部の苦悩のソロ・・・とか
マリユスとコゼットのパ・ドゥ・ドゥ、
又はエポニーヌとのトロワ・・・みたいな感じで小品っぽいのでも
見てみたいなぁ。
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