「ヴァチカン教皇庁図書館展Ⅱ 書物がひらくルネサンス」

レッスンの後、印刷博物館で開催されている「ヴァチカン教皇庁図書館展Ⅱ 書物がひらくルネサンス」へ。
飯田橋から歩いて10分くらい?にあるトッパン印刷さんのビルに博物館があります。
今回は展示会に関連してVRシアターでシスティーナ礼拝堂の特別上映があり
抽選に当選したのであわせて見学してきました。
少し早めに着いたので展示を1/3位みたところでVRシアターへ。
4-50席くらい?のシアターですが大きめのスクリーンにゆったりとした椅子で心地良いです。
ただ上映するだけじゃなく、学芸員の方が図書館と礼拝堂の建設の歴史を説明して下さったり
今回、展示されている作品をピックアップして説明してくれてとても充実していました。
上映の方はiPadでお姉さんが操作しながらの鑑賞。
学生時代に一度ヴァチカンへ行ったときに見学したのですが天井画って見づらいんですよね(苦笑)
なので、こんな風に近くによって(しかも明るい!)細部を鑑賞できるのはすごいことだと思います。
もちろん、実際の照度を再現することもできてテクノロジーすごいね。

展示のほうは初期に印刷された貴重な聖書や書物を見ることが出来、
流行りのプロジェクションマッピングで図書館内部を見学できたり。
(結構狭い空間に大画面なので気をつけないとふらりとしますw)

東方見聞録とか幾何学論、イリアス、ユートピア等々名だたる名著。
また、歴史の授業でも印象深い少年使節団の署名入りの感謝状もありました。
おらしょと聞くと「剣が君」を思い出す。大典田…うっ…

本が貴重で鎖で机とつながれてた時代のものもあったんだけど
これ、Ms.ビーンでネタにしてて思わず思い出し笑い。

途中、ローマン体こそ!ゴシック?はっ?(鼻ほじ)みたいな風潮があったと解説されてたけど
なんでや、ゴシック体可愛いだろー!と心の中で反論。
まぁ、聖書はローマン体だよね…とか思ったり。
ゴシック体は近代になってからがメガ進化な気がする。

今回の展覧会はとにかくフライヤーが神がかり的に素晴らしいのですよ。
ポスターにしてもいい!と思ったら売ってました(笑)
さすが印刷会社の本気。
金文字の箔押しに特殊色の贅沢使用。
これ無料で配布いいの???ってくらい。

カタログも上品な赤の滑しっぽい背表紙に金字。
表紙と裏表紙も5mm近い厚紙だし、序文のほうの段組?で
漏斗的なレイアウトがあったり(これは展示物のダンテの挿絵を模したのかな)。
このあたりSH的な何かを感じるw

ヴァチカン公式ガイドブックは全頁ミラーコート紙みたいな感じでツヤツヤ♪
紙とか印刷好きな人にはたまらない豪華仕様だと思われます。


印刷博物館


カタログ&ガイドブック

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